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6月2日(金) サントリーホールで行なわれたクリスチャン・ツィメルマンのピアノリサイタルへ。 *モーツァルト:ピアノ・ソナタNo.10 *ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ *ショパン:バラードNo.4ヘ短調op.52 〜休憩〜 *ショパン:4つのマズルカop.24 *ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 op.35 「葬送」 というこの日の演奏プログラム。 聴いているうちに自然と心地よい呼吸になってくる、大きな気に包まれるような演奏。そして細部にまでこだわるツィメルマンの奏でる一つ一つの音の魅力。 ラヴェルでは豊かな色彩感覚から放たれる演奏で、色々な情景が目に浮かび、 ショパン、特に「葬送」の演奏は、複雑な感情がずしずしと伝わってきてコンサート後もしばらく余韻が消えませんでした。 またこの日は、休憩後の2部演奏前にツィメルマンがマイクを持ち、日本がイラク戦争に参加した事を嘆いた内容の、メモを頼りにしての日本語での2、3分のスピーチがありました。 言葉は良くも悪くもコンサートの空気を一変させる力を持っているので、普段のステージ制作の仕事でもMCの使い方にはとても気を遣うところです。 きっと賛否両論あったとは思いますが、この日に限って私はすんなりとツィメルマンのスピーチを受け入れられました。 2部の演奏が、そんなあふれ出る思いから成り立っているような気がしたからです。 とても印象に残るコンサートでした。 サントリーホールを後にして、 六本木の「Arai Bar」へ。 いつも、その日の気分を察してお酒を提供してくれるお店。 5杯程のカクテルでコンサートの余韻に波がさらに加わりました。 |
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